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ハバナが9月半ばまで夜間外出禁止令実施

  玖首都ラ・アバーナ(ハバナ)のあるラ・アバーナ州のレイナルド・ガルシア知事は9月1日、夜7時から朝5時までの夜間外出禁止令を発動した。コロナ疫病の蔓延を抑え込むためで、9月15日まで実施される。  首都には非公用車11万台が走っているが、緊急必要時以外の走行はできない。不要不急の外出や運転をした者には、最高5000ペソ(CUP=約200米ドル)の罰金が科せられる。  玖でのコロナ疫病状況は、3月31日~8月31日の期間に感染者4032人、死亡者94人。  一方、米国ホテルチェーン「マリオット」は9月1日、玖国内唯一の傘下ホテル「シェラトン・フォーポイント」の営業を打ち切った。米政府の認可が8月末に終了したため。  これは米政府の対玖経済封鎖の一環。 

ビデオ審査のタンゴ選手権でコロンビア組が優勝

 アルゼンチン国際タンゴ祭兼世界選手権は8月末、計200組がブエノスアイレスでのビデオ審査に参加、最終日の30日、各部門の優勝者が決まった。  アクロバット性の強い「舞台踊り」の部では、コロンビア人のディアナ・フランコ、バレンティン・アリアス組がクリック投票で7833票を得て優勝した。この二人は17年3位、18年2位、19年5位の実力組。    亜国タンゴの王様カルロス・ガルデルはコロンビア公演中の1935年6月、メデジン市内の空港を飛び立った乗機が別の機と空中衝突、44歳で死亡した。この事故も縁となって、コロンビアはラ米で亜国、ウルグアイに次ぐタンゴ愛好国となってきた。  「サロン踊り」の部では、亜国のルイーズ・フンケイラ、マルコス・ロバーツ組が6530票で優勝した。  これら踊りの部には、タンゴの本場である亜国とウルグアイのほか、ブラジル、コロンビア、ボリビア、日本、韓国、マレーシア、米国、イタリア、スペイン、スイス、ロシア、ノルウェーから参加した。  歌唱部門では亜国のマリーア・パス、演奏部門では同アンダリエガ楽団が、それぞれ優勝した。  例年は1万2000人収容のルナパークで催されるが、今年はコロナ禍によりビデオ審査会となった。亜国では30日現在、感染者40万9000人、死亡者8457人が出ている。    

ウルグアイ軍部の犯罪解明に遺族の会が動く

 ウルグアイ軍政期(1973~85)の人道犯罪の細部が8月27日、 新たに暴露された。軍部が犯した人道犯罪犠牲者の遺族組織「ウルグアイ逮捕・行方不明者の母と家族の会」はこのほど、解除された軍事法廷の機密記録から、軍政期の政敵抹殺部局「謀反取締作戦調整機関」(OCOA)に所属していた諜報機関幹部ヒルベルト・バスケス退役陸軍大佐(75)の罪状や証言内容を確認し、27日モンテビデーオで記者会見し明らかにした。   それによれば、バスケスは2006年に軍事法廷で、軍政期に関与した人道犯罪を自白していた。アルゼンチンで逮捕されたウルグアイ人たちを2回に亘り空路ウルグアイに連行、拷問し抹殺した。  当時のニクソン米政権の肝いりで南米南部の軍政諸国が協力し合って政敵(左翼、知識人、労働・人権活動家ら)を逮捕し、出身国に身柄を渡す1970年代の「コンドル作戦」の一環だった。当時のヘンリー・キッシンジャー国務長官が密接に関与していた。  バスケスは25人の拷問・殺害に関与、09年に禁錮25年の判決を受けた。また、著名なアルゼンチンの詩人、故フアン・ヘルマンの息子夫婦の殺害に関与し、2人の娘マカレーナ・ヘルマンをウルグアイ人家庭に渡した。この件では11年に禁錮30年を言い渡された。  バスケスは、これだけの罪を犯しながら現在、自宅軟禁処分を享受している。  マカレーナが祖父ヘルマンの孫だと知ったのは2000年のこと。ヘルマンの運動と内外人権団体の支援活動の成果だった。祖父と孫は初めて会い、マカレーナの真の出自が確定した。劇的な対面として大きく報じられた。  軍事法廷記録でバスケスは、「私は殺してはいない。処刑したのだ。拷問したのではなく自白を強要したのだ」とうそぶき、「後悔していない」と述べている。  バスケスはまた一時逃亡し、地下結社に加入。人道犯罪を追及していた左翼・進歩主義の拡大戦線(FA)党第1期政権期のタバレー・バスケス大統領を襲撃対象に含めていた。   軍部はこれまでバスケスの軍事法廷証言を隠していた。「母と家族の会」のイグナシオ・エランドネア代表は、軍部の「事実隠し」を糾弾。06年当時、バスケス証言を知る立場にあったギド・マニーニ前国軍司令官(62)らを非難した。  マニーニは退役後、政界に転じ、極右政党「開かれた議会」(CA)党首となり、20年2月から...

ベネズエラがブラジルとの関係改善に動く

 ベネズエラが南の隣国ブラジルとの関係改善に動き出した。西の隣国コロンビアが米国と組んでVENに軍事攻撃をかける可能性が出ている今、南部国境の安寧を保ちたい思惑が窺える。  極右のジャイール・ボウソナロ大統領の伯政権はトランプ米政権と緊密で、マドゥーロVEN政権との関係は冷ややかで低迷している。   ホルヘ・アレアサVEN外相は8月27日、伯外相経験者であるセルゾ・アモリム、アソイジオ・ヌネス両氏と遠隔会談し、イデオロギーの違いを超えて対伯関係を再構築したいと伝え、エルネスト・アラウージョ伯外相への仲介を依頼した。  アレアサは7日、アラウージョに書簡で、コロナ疫病対策での協力を呼び掛けている。  アレアサは今回、コロナ対策だけでなく、安全保障、通商維持、活動停止状態にあるウナスール(南米諸国連合)の活性化など、広範な問題を話し合いたいと伯側両氏に伝えた。 ▼VEN外相が国連改革を求める  J・アレアサ外相は8月26日、「グローバル統治と開発」と題して開かれた国内会合で、国連は「一国支配」を止めさせるためにも改革すべきだ、と述べた。「一国」とは、VENが軍事攻撃を警戒している米国を指す。  アレアサはまた、国連の他に国際通貨基金(IMF),世界銀行、北大西洋条約機構(NATO)なども、諸国民のために役立つよう改革せねばならない、と指摘した。  さらに、VEN はロシア、インド、中国、南アフリカなど新興経済大国との関係を重視すると述べた。 ▼伯がVEN駐在官を「好ましからざる人物」に指定  ブラジル外務省は9月4日、VEN在伯外交官35人を「好ましからざる人物」に指定した。だが出国命令は出さず、希望者は外交官資格無しで滞在可能とした。  断交通告もしていない。だが8月末に関係改善を求めたVENに拒否の返事を突きつけたことになる。背景には、対VEN敵対政策をとるトランプ米政権の意向がある。 ▼伯がVEN外交官の外交官特権剥奪  ブラジル政府は9月18日、在伯VEN人外交官の外交官特権を剥奪、外交官専用車使用などを禁止した。決定は、同日のマイク・ポンぺオ米国務長官の伯ボアヴィスタ市訪問に合わせて為された。             

ルビオ米議員がトランプにベネズエラ侵略を進言

 米共和党キューバ系右翼のマルコ・ルビオ上院議員は最近、11月3日の米大統領選挙でラテン系票を固めるためにベネズエラに軍事攻撃をかけるべきだと、再選を狙うドナルド・トランプ大統領に進言した。軍事侵攻があるとすれば10月が有力視されている。  メキシコの「ラ・ポリティカ・オンライン」が8月24日伝えたところでは、ルビオの地元フロリダ州にはラテン系住民が多いのだが、VENを侵略しマドゥーロ政権を倒せば、同州の「大統領選挙人29人を獲得できる」とルビオは述べた。  米軍が軍事攻撃をかける場合、VENと2200kmの国境を共有する隣国コロンビアを前進基地に使う公算が大きい。同国内には米軍がコロンビア軍と共同使用している軍事基地7カ所がある。  トランプ大統領のロバート・オブライエン国家安保担当補佐官は8月17日、コロンビアを訪問、イバン・ドゥケ同国大統領と対VEN戦略について協議した。補佐官には米軍の「ラ米探題」である南方軍のクレイグ・フォーラ―司令官が同行した。  補佐官訪問の後、ブラディーミロ・パドゥリーノVEN国防相は、コロンビアからのいかなる軍事侵攻にも対応する態勢を整えている、と表明した。   このほど、ドゥケが公言した「VENがイランからミサイルを買おうとしている」との見方は、「米・コロンビア連合軍」がVENを攻撃する可能性のある緊張した状況下で出てきた。  ニコラース・マドゥーロ大統領は、「買い付け説」は否定せずに、「VENはロシア製最新型の地対地・地対空ミサイルを要所要所に配備している」と語っている。     一方、ラ米情勢専門家筋によれば、米国のマイク・ペンス副大統領とマイク・ポンぺオ国務長官はホワイトハウス内の右翼で、ルビオと肌合いが合う。だがペンスとポンぺオは昨年、VEN侵攻を主張した当時のジョン・ボルトン大統領国家安保担当補佐官に反対、それがボルトン更迭の主要な原因の一つになったという。  同筋は、ルビオのVEN侵略の進言も、ペンスとポンぺオの反対に遭う可能性があるが、対立候補に支持率で水をあけられているトランプが形振り構わずVEN攻撃に出る公算は少なからずあると見ている。 ▼コロンビア元上院議員が指摘  著名な人権活動家であるピエダー・コルドバ元議員は8月26日、コロンビアは米軍のベネズエラ攻撃のための基地になっている、と指摘した...

「私は米-コロンビアの暗殺の標的」とベネズエラ大統領

  ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は8月23日、ジャーナリストであるエルネスト・ビジェガス文化相によるインタビューで、(トランプ米政権になってからの)過去数年来、米国が首謀しコロンビアが共謀する自身(マドゥーロ)および、VEN民・軍体制指導部を暗殺する陰謀が続いている、と語った。  一例として、18年8月4日カラカス市内の目抜き通りで催された国家警備隊(GNB)式典のさなか、飛来したドローン1機が大統領らのいた場所の上空で爆発した事件を挙げた。このインタビューは国営テレビ(VTV)で伝えられた。  マドゥーロ政権は昨年、トランプ政権による実体のない「グアイドー傀儡政権」擁立などをめぐり、米・コロンビア両国と断交した。米国の対VEN外交前進拠点は、コロンビアの首都ボゴタだ。このため米・コロンビア両国の対VEN戦略は一層緊密に協議・策定されている。  大統領はまた、トランプ大統領のエリオット・エイブラムス対VEN特使が米議会で先ごろ、「今年12月までにマドゥーロを排除すると発言した」として、「彼の(国家テロ)犯罪歴からすれば、警戒すべき発言だろう」と指摘した。  マドゥーロは前日22日には、「ボリーバル主義人民会議」(CBP)のテレ会合で、コロンビア大統領イバン・ドゥケを非難した。ドゥケはこのほど、「VENはイランから短・中距離ミサイルを買っている」と証拠を挙げずに発言、「ロシアとベラルーシが介在している」ことを示唆した。  マドゥーロはこれを受けて、「そうか、そうだった。イランは技術が優れている。ドゥケよ、ではミサイルを買い付けるとするか」といなした。  また「VENにはロシア製最新型の地対地・地対空ミサイルが配備されており、この点はラ米一だ」と述べた。しかし「イランからの買い付け」自体は否定しなかった。 ▼イランと米国も言及  イラン外務省は8月25日、同国とベネズエラは「仲介者を全く必要としない」と表明した。これはコロンビアのイバン・ドゥケ大統領が「ロシアとベラルーシが(ミサイル取引の)仲介をした」と示唆する発言をしたのを受けたもの。  一方、マイク・ポンぺオ米国務長官は25日、「VENがイランから殺傷力の強い兵器を買うという情報には驚かない。これぞまさに、我々がイランへの国連制裁を再開させたい理由だ」と述べた。 ▼VEN外相が反論  ホルヘ・ア...

「太平洋とはどんな海か」ーピースボートでテレ講座

  日本人が誇るべき「平和建設の一大ソフトウェア」である国際NGO「ピースボート」(平和船=PB)=本部・東京高田馬場=が、2017年の「核兵器禁止条約」採択を促進した「ICAN」(核兵器廃絶国際キャンペーン)で中心的役割を果たしたことは記憶に新しい。ICANは同年、ノーベル平和賞に輝いた。  私はPB世界一周航海の船上講師を務めてきたが、ICANとの関係では2016年の北大西洋航路が印象深い。アイスランドからNYまで、原爆投下に関与した2人の米国人の孫が乗船し、日本人船客群を前に講演・質疑応答会を開いたのだ。私はこの船に、ロンドンのテムズ河口の港ティルべリーから乗っていた。  その2人の孫は、広島・長崎への原爆投下を命じたハリー・トルーマン米大統領の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルと、原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の爆弾投下技術士の孫だった。クリフトンの瞳の形状と光は何と、映像や写真で見た祖父と全く同じだった。  日本側パネラーには、PB共同代表でICAN幹部の川崎哲、国際政治学や平和学の専門家・武者小路公秀らがいた。  日本人船客には「原爆投下への謝罪」を求める声があったが、2人の米国人は謝らなかった。その代わりに、現代の日米両国民が理解し合えるよう努力する必要を説いた。私は2人と個別に話し合った。それは私にとっては取材でもあった。  PBとICANはNYでは国連本部で、核兵器禁止条約採択に向けてキャンペーンを張った。これは、ほんの一例に過ぎないが、こうした長年の地道な積み重ねが条約締結とN平和賞に繋がったのだ。  とくに重要なのは、広島・長崎の被爆者、同在外被爆者たちをPB船に乗せ、世界各地で講演会を催し、各国首脳や報道機関に核兵器廃止を訴えてきたことだ。  ▼前置きが長くなったが、PBはコロナ禍により、昨年12月~今年2月の第103回航海(豪州・メラネシア巡り)を最後に航海を休止している。  そこでPBは、乗船を熱望する多くの人々に応えるため昨8月22日、高田馬場のPB拠点で「第1回PB地球一周船旅オンライン」を催した。10~17時の7時間に亘って、40近いさまざまな「船内企画」が繰り広げられた。  私は午後の75分間、PBの椎名慈子(のりこ)職員とともに「太平洋とはどんな海か」というテレ講座を開いた。  2万5000年前にモンゴロイド...