ビデオ審査のタンゴ選手権でコロンビア組が優勝
アルゼンチン国際タンゴ祭兼世界選手権は8月末、計200組がブエノスアイレスでのビデオ審査に参加、最終日の30日、各部門の優勝者が決まった。
アクロバット性の強い「舞台踊り」の部では、コロンビア人のディアナ・フランコ、バレンティン・アリアス組がクリック投票で7833票を得て優勝した。この二人は17年3位、18年2位、19年5位の実力組。
亜国タンゴの王様カルロス・ガルデルはコロンビア公演中の1935年6月、メデジン市内の空港を飛び立った乗機が別の機と空中衝突、44歳で死亡した。この事故も縁となって、コロンビアはラ米で亜国、ウルグアイに次ぐタンゴ愛好国となってきた。
「サロン踊り」の部では、亜国のルイーズ・フンケイラ、マルコス・ロバーツ組が6530票で優勝した。
これら踊りの部には、タンゴの本場である亜国とウルグアイのほか、ブラジル、コロンビア、ボリビア、日本、韓国、マレーシア、米国、イタリア、スペイン、スイス、ロシア、ノルウェーから参加した。
歌唱部門では亜国のマリーア・パス、演奏部門では同アンダリエガ楽団が、それぞれ優勝した。
例年は1万2000人収容のルナパークで催されるが、今年はコロナ禍によりビデオ審査会となった。亜国では30日現在、感染者40万9000人、死亡者8457人が出ている。
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