チリで軍政期の人道犯罪がまた裁かる

チリでは、ピノチェー軍政期(1973~90年)に犯された人道犯罪の追及が続いている。3200人が殺され、2万8000人が拷問され、20万人が亡命を強いられたことから、裁判は絶えない。    首都サンティアゴの高裁は1月31日、中南部ビオビオ州内で1974~75年に軍部に逮捕、監禁され、殴打、強姦など性的迫害を受けた女性1、男性2の計3人に、それぞれ5000万ペソ(約6万2000米ドル)の賠償金を支払うよう、政府に命じた。    原告3人は長い闘争の末に、この判決を勝ち得た。心身ともに後遺症が続いており、今判決が確定しても、それは治らない。法廷は3人の人権を守るため、氏名を明らかにしていない。 

コメント

  1. はじめまして!

    もともとはディエゴリベラの壁画が好きだったことから始まったのですが、南米がもつ複雑怪奇な魅力にやられている一人です。パトリシオ・グスマンの映画はどう感じられましたか?伊高さんの感想をお聞きしたいです。

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