チリ上院が「旧ナチ農場」記憶する委員会設置要請へ

    チリ上院は12月17日、同国中部マウレ州パラル市郊外で、ナチ残党パウル・シャーファーが1961~2005年運営していた大農場「コロニア・ディグニダー」に関する「国家真実・賠償・記憶委員会」を設立するようセバスティアン・ピニェーラ大統領に要請する決議を可決した。

   農場内では、チリ人約300人が奴隷労働をさせられ、強姦など人権蹂躙が著しかった。ピノチェー軍政期(1973~90)には、諜報機関DINA支部が置かれ、政治囚の収容、拷問、処刑にも使われた。

   19日の大統領選挙決選を戦う極右ホセ=アントニオ・カスト候補の父親は、ナチ軍尉官で、身分を偽ってチリ南部に移住し、養鶏から身を立てた。


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