ボリビア高地でロシアによる原子炉建設工事再開

   標高4000mのボリビア・アンデス高原アルティプラ―ノの一角で7月26日、原子炉建設工事が始まった。ロシア国営原子力企業ロスアトムが施工、2024年の発電開始を目指す。

  建設現場は「核技術調査開発センター」(CIDTN)の敷地で、面積15ha。16年3月、当時のエボ・モラレス大統領がウラジーミル・プーチン大統領と建設協定に調印。総投資3億ドルとされた。

  原子炉は22年までに建設される計画だったが、19年11月のクーデターでモラレスMAS(社会主義運動)政権が崩壊。アルセMAS民主政権が発足した20年11月、工事再開に向け動き出した。

  ロスアトム社は「原子炉建設地としては世界最高地点」と誇っている。 

  ここでの原子力は、調査研究、医療、農食糧生産などに利用されるという。

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