第1回イベロアメリカ首脳会議の開催30周年を祝う

   イベリア半島とラ米にまたがるイベロアメリカ(イ米)諸国は7月19日、墨グアダラハーラ市での第1回イベロアメリカ首脳会議開催の30周年記念日に当たる7月19日(イベロアメリカの日)に際し、同記念日を祝った。

   記念式典は同日、マドリ―で加盟22カ国を代表する形で、スペイン、ポルトガル、コロンビア、コスタ・リカ、ドミニカ共和国の5カ国外相会合を開いた。

   イ米会議は、コロンブスべ州到達500周年の1992年を記念して、当時のフアン=カルロス西国王とフェリーペ・ゴンサレス西首相が発案、マドリ―で第1回首脳会議開催を提案した。

   ところが当時メキシコのカルロス・サリーナス大統領が、ラ米側、とりわけ最初に生まれた大植民地ヌエバ・エスパーニャ(新スペイン=その後のメキシコおよび中米5カ国)重視をと主張。第1回会議は1年繰り上げて1991年にグアダラハーラ市で開催された。

   マドリ―開催は翌92年7月マドリ―で開かれ、その直後にバルセローナ五輪が開会した。さらにコロンブスが航海していた時代の首都セビージャでは万博が開かれた。

   当時、五輪特派員としてスペインに2カ月滞在した私は、これらの行事を取材した。五輪大会について言えば、68年東京、68年メキシコ市に次いで3度目の体験だった。2021年東京は4度目だが、もはや感慨はない。

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