チリ大統領が新憲法起草会議議員選挙の延期を要請

   チリのセバスティアン・ピニェーラ大統領は3月28日、コロナ禍を理由に国会に対し、4月半ばに予定されている地方選挙と新憲法起草会議議員選挙を5月半ばに延期するよう審議を要請した。

 4月10日の地方選は5月15日に、起草会議議員選は5月16日に、それそれ延期するよう求めた。コロナ禍covid19が猛威を振るうチリでは、サンティアゴ首都圏を中心に広範な蟄居令が発動されており、1600万人が外出できない状態にある。

 とくに重要なのは起草議員選挙。155人を選ぶが、議長になる1人を除く154人は男女半々ずつ選ぶことが決まっている。

 ピノチェー極右軍政下の1980年に制定された現行憲法に替わる民主憲法の起草であり、女性の発想、意見を十分に反映させるのが目的。

 



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