コスタ・リカが「科学技術の平和利用」運動を開始

  コスタ・リカ(CR)が3月10日、軍事目的にのめり込んできた科学技術を平和利用に向けよう、という運動を開始した。

 同国外務省、科学技術電気通信省、およびNGO「平和民主財団」(FUNPADEM)は共同で、この政策を遂行する。自動式兵器類をCRからなくす運動も併せて展開する。

 運動は、CR社会全体に対し、技術を平和目的のために開発するよう働きかける。

 ロドルフォ・ソラ―ノ外相は、科学技術の発展と平和利用は世界に膨大な利益をもたらす、と強調した。

 また、同財団のカルロス・リべーラ代表は、技術の軍事利用でなく平和利用をと働きかける独自の政策を展開する国の一つにCRがなったことは、CRとラ米地域にとり画期的であり、一里塚になった、と指摘した。

 CRは平和憲法の下、国軍を廃止して70年以上経つ。だが有事には軍隊を持つことができる。

  

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