コロンビアの人権状況は依然極悪

    国連人権高等弁務官事務所コロンビア支所は2月23日、2020年度の同国人権状況報告を公表した。それによると、虐殺事件が76件発生し、計292人が殺害された。2014年以来、最悪の数で、とくに地方や農村部で多く発生した。

 また、2016年の和平によって復員した元ゲリラ組織FARC(コロンビア革命軍)の要員248人が昨年暗殺された。

 社会活動家や人権擁護活動家に対する死の脅迫などが795件あった。これらの活動家133人が殺された。

 農村部を中心に2万5000人が強制的に立ち退かされて土地を奪われた。他の7万4000人は極右武装組織や犯罪集団によって居住地から追い出された。

 今年に入ってから起きた虐殺事件は5件で、計21人が殺されている。

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