ケネディ暗殺はA・ダレスの陰謀かー専門家が指摘

米国人法病理医師(検死医)シリル・ウェクト氏(90)は、最近の著書『解剖されたJFK暗殺』で、1963年11月22日ダラスで起きたジョン・ケネディ大統領暗殺事件は、CIA(中央情報局)が金で雇った殺し屋の犯行にほぼ間違いない、と述べた。        アレン・ダレスCIA長官(1953~61)は、1961年4月のキューバ島カリブ海側のコチーノス(豚)湾ヒロン浜一帯に在米キューバ人反革命派約1500人傭兵部隊を上陸させ、カストロ体制打倒作戦を決行して失敗。ケネディに馘首された。    ウェクトは、ケネディを恨んだアレン・ダレスには動機があったと指摘する。「雇われた狙撃手」としては、様々な調査によって、イタリア系マフィア、それとつながるキューバ系マフィア、反革命キューバ人亡命者らの名が挙がっている。    米連邦議会の調査委員会でウェクトは「オズワルド単独犯説」を断固否定したが、孤立し、発言は退けられた。1972年に機密証拠物件管理所に立ち入ったクエストは、保管されていたはずのケネディの脳が消えているのを発見した。    ライフワークとしてケネディ暗殺事件の解明に法病理学者として取り組んできたウェクトは、過去に1万7000遺体を解剖。ロバート・ケネディ、マルティン・ルーサー・キング、エルヴィス・プレスリーらが含まれている。        

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