ベネズエラ政権がチャベス派牙城で州知事選に敗北

    故ウーゴ・チャベス大統領の出身州で「チャベス派の聖地」とされてきたバリーナス州で1月9日実施されたの州知事選挙で、野党連合MUDのセルヒオ・ガリード候補(前同州立法府議員)が得票率55・36%で勝利した。     ニコラース・マドゥーロ大統領の政権党PSUV(ベネズエラ統一社会党)は、チャベスの元女婿、ホルヘ・アレアサ前外相を候補にして必勝を期したが、得票率41・27%に留まった。アレアサは敗北を認めた。     ベネズエラでは昨年11月21日、統一地方選挙が実施され、バリーナス州知事選挙ではMUD候補が、現職でチャベスの実弟アルへ二ス・チャベスを破ったが、選管は「MUD候補は被選挙権が停止されていた」として、選挙結果を無効とし、今回のやり直し選挙となった。     過去23年あまりバリーナス州知事の座は、チャベスの父親、兄、弟が占め、元女婿にその継続が託されていた。「聖地」知事選での2度に亘る敗戦は、マドゥーロ体制にとり痛撃だ。     

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