コロンビアに和平合意順守を要請
コロンビア和平合意の保証国キューバ、ノルウェーの両政府は1月28日、コロンビアのイバン・ドゥケ大統領に対し、和平合意の遵守を要請した。和平合意はハバナでの長い交渉を経て2016年11月、成立した。
だが、保守・右翼勢力を代表するドゥケ政権は遵守を怠ってきた。このため復員した多数の元FARCゲリラ要員が殺害されてきた。また人権、労組、環境活動家や先住民族指導者ら多数が暗殺されてきた。
コロンビア憲法裁判所は27日、こうした事態を憂慮し、政府に和平合意順守を勧告した。これを受けて保証両国は要請した。
この国では5月、大統領選挙が実施され、当選者は8月就任する。穏健左翼のグスタボ・ペトロ元ボゴタ市長が最有力候補であり、国際社会には「ペトロ進歩主義政権」発足に期待する声が広がりつつある。
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