オルテガ・ニカラグア大統領が新任期就任

   ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領(76)と、妻ロサリオ・ムリージョ副大統領(70)は1月10日、新任期に入り、就任式でそれぞれ宣誓した。オルテガは昨年11月7日の選挙で連続4選、ムリージョは同再選。オルテガは通算5期目。    就任式は首都マナグアの革命広場で催された。「人民大統領」を自認するオルテガは、いつものようにジャンパー、野球帽、ノータイで登場。就任演説を45分間ぶち、ヤンキー帝国主義(米政府)を厳しく糾弾、ベネズエラとキューバの抵抗を讃えた。CELAC(ラ米・カリブ諸国共同体)をはじめ地域の統合努力を礼賛した。    また「貧困や飢餓をなくすには平和が不可欠だ」と強調。自身の長期「安定」政権を暗に肯定した。    就任式には、NマドゥーロVEN、 Mディアスカネル玖、Jエルナンデス・ホンジュラスの各大統領、曹建明中国全人代副委員長、Vセローソ・グアテマラ、Fルーゴ・パラグアイ、Sサンチェス=セレーンESの各元大統領ら来賓と、多数の政権党FSLN(サンディニスタ民族解放戦線)党員が出席した。米国からは「人民代表」として活動家が来賓出席した。    オルテガは1980年代に、当時のレーガン米政権がFSLN革命政権打倒を目指し、反革命ゲリラ「コントラ」の出撃基地とした隣国ホンジュラス から出席したエルナンデス大統領の「勇気」を讃えた。エル今月27日、シオマラ・カストロ新大統領に政権を渡す。    中国とは最近、国交を再開したばかり。その経緯をオルテガは説明し、中国と「海洋一帯一路」事業協力協定を結んだと明らかにした。        

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