チリ制憲会議2代目議長にキンテロス

    チリ制憲会議(CC、代議員155人)の第2代議長に1月5日、マリーア=エリーサ・キンテロス博士(40)が選出された。キンテロスは昨年5月の代議員選挙に左翼無所属連合「制憲社会運動」(MSC)から出馬し当選した。歯科学の専門家であり、国立チリ大学で保健政策の博士号を取得している。     初代議長でマプーチェ知識人のエリーサ・ロンコンの任期満了に伴う選挙は4日実施されたが、何度投票をやり直しても過半数78票に達する候補がなく、決定は5日に持ち越された。政権党連合の国民刷新党(RN)所属の代議員が78票目の決定票を投じ、キンテロスが当選。討論と選挙に計18時間かかった。2代続いて女性知識人が議長に選ばれた。     セバスティアン・ピニェーラ大統領とガブリエル・ボリッチ次期大統領は、キンテロスを祝福した。     CCは昨年7月、新憲法起草作業を開始。今年7月までに作業を終える。1980年にピノチェー軍政下で制定された現行の強権と新自由主義路線の軍政憲法に替わる民主憲法は、9月以降、国民投票を経て制定される見通し。     副議長には、ガスパル・ロドリゲス医師(33)が選ばれた。性的多様性の活動家でもある。

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