米主唱の「民主サミット」を「新冷戦への招待」と腐す

   キューバ政府の広報官ホルヘ・レガニョアは12月3日、国営テレビを通じて、ジョー・バイデン米大統領が提唱し、9~10日、遠隔で開かれる「民主サミット」を「新冷戦への招待」となる、と論評した。

   この遠隔会合には約110カ国が参加するが、中露イランや、キューバ、ベネズエラ、ニカラグア、ボリビア、中米北部3国などは招かれていない。台湾は招かれ、ベネズエラからはトランプ前米政権が傀儡として擁立したフアン・グアイドー前国会議長が参加する。

   米政府は「米国と共にあるか、反米となるか」の選択を諸国にますます迫りつつある。バイデンはある政治的傾向をもつが、それは世界の人民を救済するものではない。レガニョアは指摘する。

   同広報官は、米国は世界の民主国としてに言及される立場にはない、と批判。米国は民主の名の下に他国に対し、クーデター、首脳暗殺、陰謀、経済戦争などを仕掛けてきた、と糾弾した。

   共産党一党支配国キューバは、自国の「人民民主体制」も「世界の民主」に含まれるという立場だ。

   米政府は、サミットでは⓵専横体制に対する防衛②腐敗撲滅闘争③人権尊重促進、が主要議題になると発表している。 

コメント

このブログの人気の投稿

ラ米学徒、久保崎夏の思い出

『ホンジュラスに女性大統領誕生』公開のお知らせ

メキシコ外相が「メリダ計画」終了を宣言