ラ米・カリブ諸国が中国の「一帯一路」に組み込まれる

       米州の「広義の南米」であるラ米20カ国と大カリブ圏13か国、計33カ国がつくるラ米・カリブ諸国共同体(CELAC)が、中国の「一帯一路」開発計画に組み込まれることになった。

  CELACと中国は12月3日、第3回CELAC中国外相会合を遠隔で開き、その場で「一帯一路」参加が確認された。 この会合はCELAC輪番制議長国メキシコのマルセロ・エブラ―ル外相と、中国の王毅外相が共同議長を務めた。

  キューバのブルーノ・ロドリゲス外相は逸早く、確認決定を歓迎した。

  中国とCELACは、11月30日~12月1日には北京で「第3回中国CELAC政党会合」を開き、その場でCELACの「一帯一路」参加が討議された。この件は、2013年に習近平中国主席が提案していた。

  北京での政党会合はまた24年に北京で、「CELAC中国会合首脳会議」を開くことを決めた。政党会合にはCELAC加盟諸国の政権党をはじめ、主要野党が参加した。

  米政府は、中国のラ米・カリブ地域への「新たな大型公式進出」に神経を尖らせている。

  

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