穏健左翼ボリッチが8・24ポイントリード

   チリ大統領選挙決選は12月19日午後6時(JST20日午前6時)、投票が終了。セルべル(選挙サービス=中央選管)による午後7時の開票率30%段階での第2回発表では、穏健左翼ガブリエル・ボリッチ(35)54・12%、極右ホセアントニオ・カスト(55)45・88%で、ボリッチが8・24ポイント、リードしている。

  開票率13・19%段階での第1回発表では、ボリッチ53・39%、カスト46・61%で、ボリッチが6・78ポイントリードしていた。そのリードが1・46ポイント拡がった。

  開票率は低いが、勝敗への趨勢が徐々に定まりつつあるかに見える。

  両派、とりわけボリッチ派は、有権者が投票所に行くのに使う乗り合いバスが首都サンティアゴなどで大幅に不足した事態を厳しく批判した。投票率が上がれば、若者の投票が増えることを意味し、若いボリッチに有利になると見られている。

  グロリア・フット運輸相は、バス運行の不手際を詫びた。野党からは府っと更迭を求める声が出ている。

  ボリッチは、マゼラン海峡に面した出身地のプンタアレナスで投票を済ませ、サンティアゴに向かった。カストは首都郊外の住宅地で投票した。

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