国連が3年連続でマドゥーロ政権の代表権承認

      国連総会は12月6日、ベネズエラ代表権決議投票を実施、ニコラース・マドゥーロ大統領の現政権を圧倒的多数で承認した。193カ国中、反対したのは16カ国だけだった。

   この代表権投票は、バイデン前米政権が2019年1月に傀儡として擁立したフアン・グアイドー国会議長(当時)を「大統領代行」とする「もう一つのベネズエラ政権」が出現したため、同年12月初めて実施された。同傀儡政権支持票は60カ国に及んだが、実効支配しているマドゥーロ政権が承認され、20年末にも同政権が代表権を認められた。

   グアイドーは今年1月、議長任期が切れ、国会議員でもなくなった。このため「もう一つの政権」は完全な虚構となった。

   今回、反対した国々は、①米州9カ国(伯COL赤PAR・ES・HON・GUA米加)②その他7カ国(韓豪マーシャル諸島イスラエル英ジョージア、および1)。米国などは依然、架空の「グアイドー政権」を支持している。

   グアイドー派はベネズエラ国内では既に分解。「空中楼閣」さえ失っている。だがジョー・バイデン大統領は、遠隔「民主サミット」にグアイド―を招待している。

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