コロンビアで今年、人権活動家168人が殺害さる

        人道犯罪が絶えないコロンビアで今年、人権活動家168人が暗殺された。残る1週間に数人増える可能性がある。同国の開発・平和研究所(INDEPAZ)が12月24日、明らかにした。

   今年最初のこの種の殺害事件の犠牲者は、アンティオキア州アンデス市サンペルーチョの共同体行動会議(JAC)のグスタボ・オロスコ=ラミーレス議長だった。

   サントス前コロンビア政権とゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC、現合法政党)が2016年に和平合意を結んでから5年間に殺害された人権活動家は、計1283人に達した。

   同研究所やオンブズマン事務所は、殺害は売春を含む闇経済を支配する極右準軍部隊などが放つシカリオ(殺し屋)が実行する。

   INDEPAZによれば、人権活動家殺害とは別に今年、コロンビア各地で計91件の集団虐殺事件が起きた。

   人権活動家の他に殺し屋の標的になるのは、環境活動家、弁護士、労組幹部、先住民指導者や、殺害事件の真相を暴こうとするジャーナリストだ。

▼元FARC要員約1300人殺さる

   2016年の和平以後、元FARC要員1283人が殺害された。うち885人はドゥケ現政権下で殺された。

 

   

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