米入国目指した中米人ら160人がメキシコ南部で死傷

      メキシコ南部チアパス州都トゥーストラグティエレス郊外の自動車道で12月9日、 走行中の大型トレーラートラックが転倒。車内にいた中米人ら約160人が死傷した。10日現在、死者はグアテマラ人、サルバドール人ら55人、負傷者は105人。

  メキシコ警察の調べでは、トラックは高速で走行中、転倒した。運転手は逃亡している。「コヨーテ」(ハイエナ)と呼ばれる不法移民輸送業者は、大型トレーラーの屋根に通気口を開け、内部に160人もの米国密入国希望者を乗せていた。

  一方、11月に徒歩でチアパス州を出発したハイチ人、中米人ら数千人のうち、脱落しなかった約1000人は10日、プエブラ市近郊から首都メキシコ市に向かった。そのなかのドミニカ共和国出身者は、チアパス州内での上記トレーラー事故で肉親2人を失ったという。

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