ニカラグア正副大統領にオルテガ夫妻再選

    ニカラグアの最高選挙理事会(CSE)は11月8日、前日の大統領選挙で現職ダニエル・オルテガが得票率75・92%で当選した、と発表した。オルテガは連続4選、1980年年代のサンディニスタ革命体制下の1期目と合わせ、計5選となった。投票率は65・23%と発表された。

    得票2位(14・4%)は、立憲自由党(PLC)のワルテル・エスピノーサだった。

    副大統領には、オルテガの妻で現職のロサリオ・ムリージョが2選された。

    米州では、今選挙を「オルテガのパントマイム」と揶揄していた米国と、隣国コスタ・リカの両政府が逸早く声明を発表、「選挙を認めない」と表明した。一方、ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領はオルテガ夫妻を祝福した。

    キューバ、ボリビア、ロシア、北朝鮮も祝意を表した。

    オルテガは、有力な対抗馬になりそうな野党の出馬希望者たちを相次いで逮捕、拘禁。「無風状態」にして、自作自演の再選劇を演じた。 

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