ホンジュラス大統領選挙の投票終了

    オンドゥーラス(ホンジュラス)で11月28日朝(JST夜)、大統領選挙、国会議員128人(補欠128人)、市長298人・副市長298人、中米議会議員20人を選ぶ大型選挙の投票が始まり、同日夜(JST朝)終了した。

   注目される大統領選挙には、3大政党3候補が出馬している。フアン=オルランド・エルナンデス現大統領の政権党PNH(オ国民党)からナスリー・アスフラ首都テグシガルパ市長(63)、野党LIBRE(自由・再建党)からシオマラ・カストロ元自由党女性部長(62)、同PLH(オ自由党)からジャ二・ロセンタル元大統領府相 (56)。

   カストロは、米国に支援されたクーデターで2009年6月に政権を追われたマヌエル・セラーヤ元大統領の妻。支持率調査では「やや優勢」となっている。

   この国では従来、投開票の不正工作が罷り通ってきた。前回選挙では選挙法を替えて2選出馬したエルナンデスが、実際は敗れながら「当選した」とされた。エルナンデス政権下の2期8年は、腐敗と麻薬汚染にまみれた。

   野党候補のカストロとロセンタルのいずれかが当選しても、その通り認定されるかどうかは不確実だ。人口は950万人だが、登録有権者は518万人と少ない。

▼シオマラ・カストロが優位

   国家選挙理事会(CNE)は11月28日夜、開票率50%段階で、シオマラ・カストロが得票率53%で優位に立っていると発表した。次いでナスリー・アスフラ33%、ジャ二・ロセンタル9%、と発表した。投票率は68%だった。



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