世界一周海洋調査のノルウェー帆船がハバナ入港

      ノルウェー海軍の練習艦シュタトラート・レームクール(SL号)が「海洋は一つ」と名付けられた世界一周航海の途上、11月24日、ハバナに入港した。乗組員は70人。

   1914年就航の世界最古の現役帆船の一つで、3本マストの美しい船だ。全長98m、マスト最高48m、船腹13m、1516トン。

   22カ月に亘り36カ国に寄港する今航海は、国連「海洋持続可能性科学調査10年」の一環。気候変動、生物多様性、漁業、海洋汚染・酸化などを調査している。この海洋調査研究は「洋上大学」とも呼ばれ、寄港地では科学者らと交流し、意見を交換する。

   SL号はノルウェーのベルゲンが母港。同国を8月20日出港、大西洋を横断調査し、カリブ海に入った。キュラソー、ジャマイカに寄港、キューバに到着した。28日にはバハマのナッソーに向け出港する。

   その後、南米南端のホーン岬を回って太平洋に入り、チリ、インドネシア、モーリシャス、モザンビークなどに寄港する予定。

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