ベネズエラ当局が選挙妨害工作を未然に防ぐ

      ベネズエラでは11月21日、市長・市会議員、州知事・州会議員を決める大型地方選挙が実施される。これには、長らく選挙をボイコットしていたグアイドー派など極右・右翼・頑迷保守陣営も久々に参加する。その選挙を妨害する破壊活動が未然に防がれた。

  トゥレク=ウィリアム・サアブ検事総長は17日、カラカス市内にある国家選挙理事会(CNE)本部の倉庫を破壊する陰謀に加担した容疑者7人を13日に摘発、容疑者7人を破壊活動未遂容疑などで起訴した、と明らかにした。倉庫には、選挙当日に用いられる機材が保管されていた。

  検察は、一味のアジトなどから燃料の入った缶4個、銅線のはいった金属製の筒10個、ビラなどが入った瓶3個を押収した。

     検事総長によれば、容疑者らの供述から、グアイドーが所属する極右政党VP(人民意志)の最高指導者レオポルド・ロペス(スペイン滞在中の逃亡犯)と、犯罪科学専門家で反政府活動家のイバン・シモノビス(逃亡犯)が、この破壊工作を計画し資金を提供したことが明らかになった。

  一方、ニコラース・マドゥーロVEN大統領は17日、米国務省はVEN選挙を妨害するための陰謀に着手していると非難。米政府による干渉政策を糾弾し、国際社会に注意を喚起する、と表明した。

  

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