租税回避地脱税疑惑のチリ大統領が弾劾免れる
チリ国会上院(定数43)は11月16日、租税回避地での脱税疑惑が暴露されたセバスティアン・ピニェーラ大統領の弾劾裁判を実施したが、大統領解任に必要な3分の2(29)の賛成票がなく、大統領は弾劾を免れた。
投票は2回実施された。1度目は賛成24、反対18、棄権1。2度目は、それぞれ22、20、1だった。大統領は来年3月11日に後任に政権を引き渡す。
その後任を選ぶ大統領選挙は今月21日に迫っている。出馬している7人のうち、左翼のガブリエル・ボリッチ(ボリック)と極右のホセ=アントニオ・カストの両候補が12月19日の決選に進出する公算が大きいと見られている。
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