キューバ外相が外交団前に米政府を糾弾

      キューバでは、物資不足や自由の欠乏に対する不満国民や、米政府に支援された反体制派による大規模な対政府抗議行動が11月15日に予定されているが、玖政府は共産党一党支配体制が危機に瀕しつつあると受け止め、全国で厳重な警戒態勢を敷いている。

  そのような状況の下、ブルーノ・ロドリゲス外相(党政治局員)は10日、各国大使ら駐在外交団を集め演説。米政府を「玖社会に騒乱状態を起こすため不安定化運動を推進している」と糾弾した。

  同外相は、「玖体制を変えるため、憎悪を醸成し、暴力と犯罪を扇動する組織的な作戦が米国内から展開されている」と批判した。

  また、「重大なのは、物質的、実践的に組織された作戦が米国内から仕掛けらており、それが従来、玖国民にテロ攻撃をかけてきた暴力集団と関係していることだ」と指摘した。

  ロドリゲスはさらに、「キューバは、外国政府が玖国内で不安定化工作をするのを絶対に許さない」と警告した。

  外相は、「キューバを<失敗国家>として(国際社会に)提示しようという米国の意図は、無益かつ絶望的にして愚かなことだ」と扱き下ろした。

  続けて、「キューバ駐在の外交官や外国メディア通信員らに対し<15N>(11月15日の反政府行動)を支持するよう迫る毒性ある作戦もある」とし、それを止めるよう米政府に要求した。

  外相は国際社会に対し、この米政府の反玖作戦を糾弾するよう呼び掛けた。

 

  

 

 

 

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