エボ・モラレスが第2回人民会合を呼び掛け

    南米12カ国は「南米諸国連合」(ウナスール)を組織していた。だが右傾化した南米諸国が米国の分断統治策に乗せられ、ウナスールは分裂、有名無実状態となった。

   熱心なウナスール主義者であるボリビアのエボ・モラレス元大統領は、「ルナスール」(再生ウナスール)設立を過去2年来、呼び掛けてきており、11月4日、ルナスール会合として第2回「アブラ・ヤラ人民会合」を12月20・21両日、ペルーのクスコで開催すべく、賛同者に号令をかけた。

   「アブラ・ヤラ」は、先住民語で「ラス・アメリカス」(米州)大陸を指す。この場合は「ラ米」に力点が置かれる。

   「米国はラ米の資源収奪を図り、歯向かう国々に制裁を科す」とし、「人民会合」が資源防衛のためでもあることを訴えている。

   会合には、南米諸国の先住民団体をはじめ人民運動組織や政治家が参加する。モラレスは「我々の祖先が唱えていたような多民族主義の米州の再建を目指す」と強調している。

コメント

このブログの人気の投稿

ラ米学徒、久保崎夏の思い出

『ホンジュラスに女性大統領誕生』公開のお知らせ

メキシコ外相が「メリダ計画」終了を宣言