キューバが野球を「国家文化遺産」に指定

     キューバ文化省は10月19日、ペロ―タ(ベイスボル=野球)を「国家文化遺産」に指定した。その式典は、1874年に建設された国内最初のパルマル・デ・フンコ野球場(マタンサス州)で挙行された。

  米国から導入された野球は、玖人が最も愛し熱狂するスポーツ。 玖代表チームは五輪、世界選手権、世界杯大会、米州選手権などで数多くの金メダルを獲得したり、優勝を飾ったりしてきた。

  だが近年は、経済苦による練習・育成環境の悪化や、将来展望が開けないことによる選手の国外流出で戦力が低下。今年の東京五輪時も、北米・メキシコ・中米・カリブ諸国の予選段階で姿を消した。

  このほど、玖野球界トップ10以内に位置する強打者ルイス=アントニオ・ペレス=ヘミングス(19歳、身長190cm)が近隣のドミニカ共和国に脱出。米大リーグ入りを目指している。

  ぺレスは2020年度18歳以下代表チームの主力だった。同チームのメンバーで脱出した選手は、これで7人になった。

  

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