アルセ大統領暗殺の陰謀あったとボリビア政府認める
ボリビアのエドゥアルド・デカスティージョ内相は10月18日ラパスで記者会見し、昨年10月、就任前のルイス・アルセ現大統領を暗殺する陰謀があった、と明らかにした。
これは、調査報道英字電子誌「ザ・インターセプト」 による今年6月の同陰謀報道を認めたもの。この報道を受けてボリビア政府は陰謀事件を捜査。陰謀関係者らのEメイルや通話を傍受してた。
その結果、陰謀に加担した容疑者たちは、今年7月のハイチ大統領ジョヴネル・モイーズ暗殺事件に関与した傭兵派遣会社と関係を維持していたことがわかった。
暗殺を画策したのは、2019年11月のクーデタ―で非合憲暫定政権に就いたジャニーネ・アニェス非合法大統領の下で国防相だったフェルナンド・ロペス。
元コロンビア軍兵士ヘルマン・リベーラは20年大統領選挙直前の10月16日、コロンビアからサンタクルース市のビルビル国際空港に到着、ボリビア入りした。このリベーラこそ、ハイチ大統領暗殺事件の容疑者としてハイチで逮捕された人物。他にもハイチ事件に関与したコロンビア人傭兵がボリビアに来ていた。
また同月16~18日、別のコロンビア人アルカンへㇽ・プレテルら2人が米国からビルビル空港に飛来、入国した。プレテルは、ハイチ事件に関与したリベーラらをハイチに送り込んだ、マイアミに本社のあるCTU(対テロリスト作戦安全保障)の傭兵採用要員だった。
内相は、ロぺスは外国人傭兵を使って(アルセらを)暗殺し、非合法政権に居座り続けるつもりだったと我々は見ている、と述べた。
傭兵たちはCTUと、経費を除く年間12万5000米ドル+報奨金支払いという契約を結んでいた。ボリビアの陰謀に関与した傭兵らは、20年5月のマドゥーロVEN大統領ら要人拉致・暗殺未遂事件にも関わっていたという。
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