グアテマラ内戦期の志願兵組織が功労金求め道路封鎖

   グアテマラ内戦期(1960~96)に政府軍に動員され 志願兵としてゲリラ部隊と戦った元志願兵9万5000人の退役志願兵組織は10月13日、国内14カ所の自動車道要衝を実力で閉鎖、政府に未払いの戦闘功労金の支給を求めている。

   閉鎖により交通と物流は止まり、港湾、官庁などへの接近が困難になっている。首都グアテマラ市の表玄関アウロラ国際空港周辺では、警官隊が空港機能を守るため厳戒態勢を敷いている。

  国会には2019年11月、退役志願兵への功労金支給法案が提出されたが、2年経っても審議は停止状態にある。業を煮やした退役志願兵組織が道路閉鎖に訴えたのだ。

  支給には、360億ケッツァール(約50億米ドル)の予算が必要。だが財源不足もあって、法案審議は棚上げされてきた。

  今年は内戦終結四半世紀の年で、退役志願兵たちは、影響の大きい道路封鎖という決起に出た。

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