第2回ラ米先住民女性サミットがリマで始まる

       第2回国際アブヤ・ヤラ(ラ米)女性クンブレ(サミット)が10月14~18日の日程で、ペルー首都リマで始まった。地元の「ペルー女性農民・職人・先住民・生来国民・給与生活者全国連盟」(FENMUCARINAP、ルールデス・ウアンカ議長)、およびラ米域内7女生団体から代表約1000人が参加。多くは先住民族だ。

   主要議題は、先住民女性の人権擁護と、パチャママ(母なる大地)防衛。気候変動、環境、ジェンダー平等、「ブエン・ビビール」(良く生きる)権利なども議論される。「パチャママ防衛」には、水利権、土地権、女性が自分の肉体を自由にする権利が含まれている。

    参加している女性団体は、今会合で先住民女性が直面している諸問題を明確にし、その改善策を諸政府に申し入れる。会合の結論は国連にも報告される。ウアンカ議長は、女性が諸問題解決に向けて意思を表明し、決定権を行使するのが重要だ、と強調している。

   「ボリビア知的共同体女性労連」(CSMCB)のアンへリカ・ポンセ代表は、家父長主義者や政治的右翼からの攻撃に対抗せねばならない、と語っている。

   第1回クンブレは今年5月ボリビアで開かれ、女性を暴力・殺害から守るための委員会が設置された。

      

 

 

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