ヴェトナム国家主席がキューバを訪問
ヴェトナムのグエン・スワン・フック国家主席が9月18日からキューバを公式訪問しており、ミゲル・ディアスカネル玖大統領は2泊3日で公式訪問していたメキシコから18日夜帰国し20日、ハバナの革命宮殿(大統領政庁兼共産党本部)で同主席と会談した。
玖越関係は、ヴェトナム戦争中に結ばれた。フィデル、ラウールのカストロ兄弟は訪越し、ホー・チ・ミン越民主共和国首席と会談している。フィデルは玖革命軍最高司令官と首相を兼ね、ラウールは革命軍相と副首相だった。
米軍と闘っていたヴェトナムは、米軍から侵略されていたキューバにとっては、まさに「的の敵は味方」だった。フィデルはヴェトナム軍に軍事顧問団を派遣し、砂糖を贈っていた。
今日、ヴェトナムは玖産コロナワクチン「アブダラ」を正式に認可し、使用している。キューバは「アブダラをキューバに次いで2番目に使った国」としても、ヴェトナムを讃えている。また経済苦のキューバに米など支援物資を贈った。
キューバは経済困難を脱するため「国家資本主義化」を急ぎつつあり、越ドイモイ(刷新)政策による市場経済拡大政策を参考にしようとしている。
双方は19日には、生物工学・医療協力協定を結んだ。ヴェトナムは「アブダラ」接収1000万回分を購入する。
国家主席は20日、ラウール・カストロ前共産党第1書記と会談し、グエン・フー・チョン越書記長からの挨拶を伝えた。
その後、東部のサンティアゴ市を訪れ、サンタイフィへニア墓地のホセ・マルティ廟、英雄たちの墓、フィデル・カストロの墓に参った。ラミーロ・バルデス革命司令官が同行、案内した。
国家主席は訪玖日程を終え、サンティアゴ空港から出国した。
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