「ハバナ症候群」原因めぐり玖アカデミアが米に反論

   ハバナの米大使館駐在外交官らが2016年から17年にかけて<音響攻撃>により脳に悪影響が出たとされる「ハバナ症候群」の原因について、米科学アカデミーは最近、「マイクロ波」と関連付けた。

   これに対し、玖科学アカデミアは9月13日、記者会見し、6つの理由を挙げ、根拠がないと反論した。要旨は次の通り。

   ①当該米外交官らはハバナ駐在中、もしくは渡玖する前に「症候群」の原因を体内に得ていた。

   ②「脳への被害」の多くは否定され、一部確認されたものは渡玖前の原因によるものと判断される。

   ③建物に侵入可能な「音響」や「強烈な電波」の発信は法律で厳しく取締まられる対象であり、玖ではありえない。

   ④それらを遠距離から送るには大規模な装置がなければならないが、そんなものは玖にないし、あれば隠し得ない。

   ⓹2016年から5年経った現在、玖米加3国の警察は原因を示す証拠を発見できないまま今日に至る。

   ⑥さまざまな調査の選択肢を無視して原因を断定するのは合理的でない。

   トランプ前米政権は2017年、この「症候群」を理由に在玖大使館の人員と業務を最小限にし、オバマ政権が敷いた対玖太陽政策を冷戦期の北風政策に戻した。

   バイデン現政権は、トランプの対玖封鎖による締付けを維持しながら、「人道」や「市民社会」分野での関係強化を図ろうとしている。

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