カスティージョ秘大統領の支持率が38%に落ちる

    ペルーのペドロ・カスティージョ大統領は7月末の発足から4週間近いが、有権者の支持は芳しくない。

   ラ・レプーブリカ(共和国)紙が8月22日報じたペルー研究所(IEP)による最新の世論調査によれば、カスティージョが「政権を主導している」と38%が捉えているが、46%はカスティージョ主導を否定した。残る16%は「わからない」だった。

   7月28日の大統領就任時のカスティージョ支持率は53%、不支持率は45%だった。この53%から、現在の支持率と受け止められる38%への低落は、ギド・べジ―ド首相任命をはじめとする「左翼人事」への不信感によるところが大きいと見られている。

   カスティージョ政権に対し「希望」を抱く者は33%、「不安」27%、「恐れ」14%、「信頼」13%、「幻滅」8%だった。

   向こう1年内に国の経済が悪くなると43%が展望し、その期間に家計も悪化すると44%が悲観する。29%は経済が向上すると答え、24%は楽観視していると回答した。国の経済状況は変わらないと23%、家計も変わらないと28%が、それそれ答えている。

   カスティージョは、高齢で過去に舌禍事件を起こしていた左翼の外相を更迭したが、指導力のあるうちに、政権内部から足を引っ張る古い型の左翼勢力を切り離さないと動きが取れなくなるだろう。

 

   

    

コメント

このブログの人気の投稿

ラ米学徒、久保崎夏の思い出

『ホンジュラスに女性大統領誕生』公開のお知らせ

メキシコ外相が「メリダ計画」終了を宣言