亜智両国などで国連「国際逮捕失踪者の日」の行事挙行

    国連「国際逮捕失踪者の日」の8月30日、軍政期(1976~83)に3万2000人が殺害されたり強制失踪させられた亜国では、ブエノスアイレス市ラ・プラタ河畔の「記憶の公園」に建つ「国家テロリズム」(軍政人道犯罪)の犠牲者氏名を刻んだ壁の前で、遺族、その友人、文化相、教育相、女性相、科学相らが参列して記念式典が挙行された。

   また国内各地の記憶博物館や旧軍部施設(拷問殺害場)でも記念行事が執り行われた。軍政犯罪を追及してきた「五月広場の祖母たち」や同「母たち」の会も行事に参加した。

   この記念日は、ラ米逮捕失踪者家族協会連合会(FEDEFAM)が2006年に提唱、国連総会で11年に承認、認定された。

   ピノチェー軍政期に3200人が殺害されたり行方不明になったチリでも、首都サンティアゴを中心に記念行事が催された。 

   チリでは現在、制憲会議が、軍政下の1980年制定の現行憲法に替わる民主憲法の起草作業を進めている。

   

 

 

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