メキシコの「諮問投票」は投票率低く拘束力もたず

      メキシコで8月1日に実施された「諮問投票」は、5人の大統領経験者を裁くことに90%以上が賛成、反対はわずか1%台だった。

  だが投票率は、投票結果が拘束力をもつのに必要な40%以上という条件を満たすのにはほど遠い7・74%にすぎなかった。前政権までの最高指導者を断罪し、悪しき無処罰の不文律を破壊しようというAMLO大統領の志は叶えられなかった。

  有権者の圧倒的多数が過去の最高指導者たちを裁くのに賛成であるのは世論調査でわかっていたが、低投票率もコロナ禍への有権者の警戒が強いことから予想されてはいた。

  AMLO大統領は2日の記者会見で、「民主主義は決して失敗しない」と述べ、「諮問投票は失敗した」との意見に反論した。

   

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