メキシコにジャーナリストらアフガン人130人が到着

      ターリバンが制圧したアフガニスタンを脱出した同国人130人がメキシコ市に到着した。AMLO大統領の墨政権は半年間の滞在査証を彼らに与え、メキシコ亡命か第三国への出国か、彼らの選択判断を待つ。

  「アフガン現代化」の象徴の一つだった「アフガン・ドゥリーマーズティーム」というロボット工学に取り組む若い女性たち20人のうちの5人と、その一人の夫の計6人が8月24日、メキシコ市のベニート・フアレス国際空港に到着した。

  次いで25日未明、新聞記者らジャーナリストと、その家族の計124人が到着した。カタール経由、大西洋越えの20時間の飛行だった。

  マルセロ・エブラ―ル外相は25日、「全ての人々の命は重要であり、メキシコ政府は人道的見地からアフガン出国者を支援する」と述べた。

  ジャーナリストらの一行到着の一件の事の始まりは、NYT紙のカブール、メキシコ市両支局長を務めたことのあるジャーナリスト、アザム・アハメドから8月12日、メキシコ外務省に入った電話だった。同記者は、メキシコはアフガン出国者を受け入れる用意があるか、という問い合わせだった。

  エブラ―ル外相はAMLO大統領に諮り、大統領の受け入れ意思に基づき、回答した。その結果、ロボット工学チームとジャーナリスト一行の飛来が実現した。事態が緊迫しているため、通常の外交的、行政的手続きを省いて、人々を受け入れたという。 

  メキシコ政府はWSJ、WP両米紙のアフガン人記者も受け入れることにした。

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