キューバ政府が全国で「反撃」大集会、ラウールも登場

        キューバ政府は7月17日、全国各地で「革命の再確認」という集会を開き、革命体制が「堅固」であることを「再確認」した。無論、全国的な広がりを見せた11日の対政府抗議行動に対抗する国内引き締め策だ。同時に、米保守・右翼勢力や在米玖系社会をはじめとする体制崩壊を狙う勢力への「反撃」でもある。

   ハバナでは海岸通りマレコン西部の米大使館前の「反帝国主義」演壇一帯で大集会が開かれた。政府発表で「10万人」が集結。ミゲル・ディアスカネル大統領(共産党第1書記)と、90歳のラウール・カストロ前第1書記(元国家評議会議長)が、この一種の「総決起集会」を主導した。

   ディアスカネル大統領は演説で、「抗議行動の背後には米政府がいた。玖社会を不安定にするため、SNS工作を仕掛けた。その偽りの絶頂で、偽の写真や情報を流した。その結果、国際社会はキューバを<偽り>と見なし、人民が政府に反逆し、これを政府が弾圧したと受け止めてしまった」と、米政府を糾弾した。 

  大統領は、「主権・独立・社会主義キューバ万歳。祖国か死か」で演説を締めくくった。

  ラウ―ル・カストロは演説せず、陸軍上級大将の軍服を着て演壇下で、ディアスカネルと並び立っていた。大統領にはラウールに代表される革命軍という強力な後ろ盾がある事実を内外に示すために違いない。

 

 

   

   

 

   

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