夫の殺害は国民投票実施を巡って起きたー夫人が発言

   7月7日に殺害されたハイチ大統領ジョヴネル・モイーズの夫人マルティーヌは入院先のマイアミの病院で10日、事件後初めてSNSで2分余り発言。「事件は夫が目指していた(改憲のための)国民投票を巡って起きた」と述べた。

  事件については、「傭兵たちは一瞬のうちに邸内に侵入し、夫を殺害した。彼が政治に関与してからはずっと、彼が私のためだけの存在でないことを理解していたが」と語った。

  夫人は、「夫は道路、水道などを整え、年内に選挙と国民投票を実施しようとしていた。そのような闘いを続けていた人物である夫が殺された。お分かりか」と訴えた。

  続けて、「大統領を殺した傭兵らが刑務所にいる間にも、別の者たちは、大統領が国のために描いていた夢、理想を殺すだろう。国が方向を見失わないようにするため<2度目の殺害>を許してはならない」と、国民に呼びかけた。

  マルティーヌ夫人はさらに、「殺害に関与した容疑者たちを無処罰に終わらせてはならない。大統領の闘いは自分のためではなくハイチ国民のためだった。国民は(闘う)態勢をを整えなければならない」と強調した。

★この夫人の発言は無論、故大統領を美化しており、異論が多い。

   

  

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