グアテマラ市民が大統領と検事総長の辞任求め抗議行動

   グアテマラ市で7月26日、アレハンドロ・ジャマテイ大統領とコンスエロ・ポーラス検事総長の辞任を求める市民行動が展開された。

  「反無処罰特別検察」(FECI)の検事長として政府要人らの汚職を摘発してきたフアン=フランシスコ・サンドバル検事(38)が23日更迭されたことや、コロナ禍で死者が1万人を超えた「失政」に怒った市民が、展開されている全国ストの一環として両人に辞任を求めた。

   サンドバルは2014~18年にかけて辣腕を振るい、60件もの政府絡みの構造的腐敗事件を暴き断罪。15年のオット・ペレス=モリ―ナ大統領の逮捕・解任の立役者でもあった。身の危険を感じたサンドバルは陸路で隣国エル・サルバドールに出国している。

   最近まで同検事長は、ジャマテイ政権絡みの腐敗事件を幾つも捜査中だった。サンドバル解任で捜査は中断を余儀なくされた。

   検事総長は「検察機構を蹂躙した」と解任理由を説明している。だが蹂躙されたのは真実と汚職捜査だ、と世論は批判している。

   

   

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