茂木外相がキューバ訪問を中止

   茂木敏充外相は15日夜グアテマラ市に到着、中米・カリブ諸国歴訪を開始したが、17日同市で、18~19両日に予定していたキューバ訪問を中止すると発表した。同国で11日に起きた全国的な対政府抗議行動に鑑み、訪問を取りやめた。

  日本政府が、キューバに厳しい政策を維持しているバイデン米政権に配慮したのは疑いない。オバマ政権期に日本は対玖政策拡大に動いたが、その流れは停止した。

  茂木外相が予定通りハバナを訪問していれば、11日の出来事の後、最初に訪問する外国外交当局の長となるはずだった。訪問中止は玖外交によっても痛手だ。「事態に拘わらず日本の外相が来訪した」と内外に公言できることになるはずだったからだ。

  11日の抗議行動事件後キューバを最初に訪れた外国政府要人は、17日ハバナ入りした同盟国ベネズエラのデルシー・ロドリゲス副大統領だ。

  外相は16日、グアテマラ市で同国外相と会談した後、中米統合機構(SICA)外相団と会合し、アレハンドロ・ジャマテイ大統領を表敬した。17日にはパナマ市に到着、ラウレンティーノ・コルティーソ大統領を表敬。18日にはパナマ外相と会談した。

  茂木外相は19日、パナマ市からジャマイカの首都キングストンに到着の予定。20日、アンドリュー・ホルネス首相を表敬。同国外相と会談後、カリブ共同体(カリコム)外相団と会合する。 同日夜キングストンを出発、21日に帰国する。

  

 

  

コメント

このブログの人気の投稿

ラ米学徒、久保崎夏の思い出

『ホンジュラスに女性大統領誕生』公開のお知らせ

メキシコ外相が「メリダ計画」終了を宣言