ハイチ大統領国葬は23日、夫人が帰国

   ハイチの故ジョヴネル・モイーズ大統領(7日暗殺)のマルティーヌ夫人(47)が7月17日、マイアミから首都ポルトープランスに到着した。大統領が襲撃された折、右手や臀部に銃弾を受け重傷となり、マイアミの病院に緊急搬送され手当てを受けていた。

  帰国は、23日挙行される故大統領の国葬に備えて。空港にはクロード・ジョゼフ暫定首相が出迎えた。夫人は右手を吊り、防弾チョッキをまとい、歩きにくそうだった。国葬は首都でなく、出生地に近い北部のカプハイシアン市で挙行される。

  一方、ハイチ警察のレオン・シャルル長官は16日、同警察は米FBI(連邦捜査局)、国際刑事警察機構(インターポール)などと国際捜査協力をしていると明らかにした。

  警察は、元司法省高官ジョセフ・フェリックス・バディオ、元上院議員ジョエル・ジョン・ジョセフ、およびカナダ在住のアシュカール・ジョセフ・ピエールの3容疑者を捜索中。

  医師クリスティアン・エマニュエル・サノン容疑者は逮捕済み。サノンは米テキサス州内のIMV(国際医療村)所属のハイチ系米国人。ハイチ警察は既にサノンを含むハイチ系米国人5人を逮捕している。

  大統領を襲撃したコロンビア人コマンド26人は、18人逮捕、3人射殺、5人逃亡中。

▼アリエル・アンリ新暫定首相就任か

  ハイチ駐在の国連、米州諸国機構(OEA)、欧州連合(EU)各代表部と、中核諸国(米仏加伯西独6か国)大使は7月19日、故ジョヴネル・モイーズ大統領が死の2日目に暫定首相に任命していたアリエル・アンリの就任を支持すると表明した。

  現在のクロード・ジョゼフ暫定首相は、以前の地位である外相に戻るもよう。

   

    

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