ケイコがカスティージョ陣営の「開票不正」を告発

   ケイコ・フジモリ候補は6月7日夜リマ市で記者会見し、「自由ペルー派(ペドロ・カスティージョ候補陣営)が開票で不正を働いている」と告発、映像と音声の記録を「証拠」として提示した。

  ケイコは、「人民勢力(自党)票の多いアクタ(投票集計票)」が電算機にかけられなくなっていると非難した。ラ米では、得票計算は票ごとに数えるのでなく、100票単位などにまとめられたアクタごとに数えるのが一般的だ。

  これに対しカスティ―ジョは、「あなたは昨日、選挙結果を尊重すると誓った。あなたはその言葉を守ると、我々は信じている」と反論した。

  一方、国家選挙理事会(JNE)は、ケイコの告発に対し、「国際監視団は選挙過程が正しく成功裡に遂行された、と指摘している」と表明した。

  またフランシスコ・サガスティ暫定大統領も、「選挙結果は明白であり、和解と団結を堅固に呼び掛けている」と述べた。

  このほか、透明性協会(ACT)も「不正など起きていない」と、ケイコの訴えを否定した。

     ONPEの開票率96・41%段階で、カスティージョ50・29%、ケイコ49・71%。差は0・48ポイント。

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