ペルー決選、開票95%でカスティージョ優勢続く

     中央選管ONPEは6月7日夜(日本時間7日午後)、開票率94%段階で、ペドロ・カスティージョ50・076%、ケイコ・フジモリ49・924%と発表した。地方票、農村票が開き、そこに支持基盤があるカスティージョがケイコに僅差ながら勝っている。

  さらに95・75%段階でも、カスティージョ50・26%、ケイコ49・73%で、趨勢は変わらない。 92%段階ではケイコが僅差でまさっていた。

  投票直前の調査で、カスティージョは地表部で80%を固め、ケイコは首都リマを中心に都市部で68%を固めていた。この差が開票での僅差に表れている。

  世論調査機関IPSOSは、7日の投票終了後、早い段階で「100%開票速報」として、カスティージョ50・2%、ケイコ49・8%で、カスティージョ優勢と発表していた。最終的にそうなれば、ONPEはまたも調査機関に先を越され、出し抜かれたということになる。

  前回2016年選挙では、ケイコは圧倒的強さで決選に1位進出しながら、反フジモリ主義にやられ、2位進出のPPクチンスキに0・25ポイント(約4万票)差で惜敗した。今回、その二の舞を演じる公算が大きくなった。

  

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