カラボボの戦い200周年にALBA首脳会議開く

   ベネズエラの独立を決定づけ「大コロンビア」建国に道を開いた1821年の「カラボボの戦い」200周年記念日の6月24日、カラカスで米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)の第19回首脳会議が開催された。

  その間、VENカラボボ州の古戦場跡で国軍3000人が軍事行進した。ニコラース・マドゥーロ大統領はカラカスの首脳会議上から記念演説し、軍事行進開始の号令をかけた。ALBA首脳らは、マドゥーロとともに中継大画面で軍事行進を見守った。

  首脳会議にはマドゥーロ以下VEN政府高官、ボリビアのルイス・アルセ大統領、ドミニカのルーズヴェルト・スケリット首相、セントヴィンセント&グラナディーンのラルフ・ゴンサルヴェス首相、ボリビアのエボ・モラレス元大統領、赤道国のラファエル・コレア元大統領、コロンビアの人権活動家ピエダー・コルドバ元上院議員らが出席した。

  ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領とキューバのブルーノ・ロドリゲス外相は遠隔参加した。

  各首脳は演説し、共同声明を発表して終了した。声明には、米政府による強制措置(制裁)糾弾、コロナワクチンの公平分配、ALBA加盟諸国の統合促進などが盛り込まれた。  

▼対VEN経済封鎖見直しか

  米加両国政府とEU(欧州連合)は6月25日、「ベネズエラ民主化促進のため、同国への経済制裁(封鎖)を見直す可能性の検討を早める」と表明した。

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