赤道国大統領選挙決選はアラウス候補が優位

   エクアドール(赤道国)の大統領選挙決選は4月11日に実施される。2月7日の第1回投票で得票上位候補2人が決選に臨む。最新の両候補支持率調査の結果が3月22日公表された。

  1位進出のアンドレス・アラウス(UNES=希望連合)が58・7%、2位進出のギジェルモ・ラソ(Creo運動)が41・3% だった。

  ラファエル・コレア前大統領の「弟子」であるアラウスは左翼・進歩主義路線。グアヤキル財界出身の銀行家ラソは保守・右翼の代表。左右が激突する決戦となった。

     アラウスは36歳、ラソは65歳。老弱両世代の対決でもある。 

  アラウスが勝てば、南米の政治潮流がわずかに左傾化する。3度目の挑戦となるラソは、コロンビア政府と連携して、アラウスに対し「汚い戦い を仕掛けている。

  一方、僅差で決勝進出を逃した先住民政治組織パチャクティクは、支持者に無効投票を呼び掛けている。

▼接戦の兆候

  決選まで10日となった4月1日公表された支持率調査では、両候補は50%前後で拮抗しており、接戦となる見通も出てきた。

 

  

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