プエルト・リコ独立派のE・エスコバル死去

  米植民地プエルト・リコ(PR)独立派の著名な元政治囚で画家のエリサム・エスコバル(72)が1月15日、癌により死去した。

 エスコバルは 、PR大学在学中に独立運動に関与し、地下結社「民族解放軍」(FALN)に参加した。卒業後、ニューヨークで大学や美術学校で教鞭をとった。

 だが1980年4月イリノイ州内で、米連邦政府施設に対する爆弾テロ謀議の容疑により他の10人のFALN要員とともに逮捕された。11人は法廷で「戦争捕虜」であると主張した。

 エスコバルらは禁錮68年の判決を受けてオクラホーマ州内の刑務所に収監された。そして1999年9月、ビル・クリントン大統領によって仲間とともに恩赦され、故郷PRに帰った。

 その後は造形作家、および造形理論家として活躍。PR造形芸術大学絵画学部長も務めた。

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