ガイアナと米南方軍が軍事協力で調印

  ガイアナ国軍と米南方軍は1月13日、首都ジョージタウンで軍事協力合意に調印した。ガイアナは西隣のベネズエラと長年、15万平方kmを超える広大なガイアナ・エセキーボ地域の領有権を巡って対立してきた。同地域を実効支配してきたガイアナは、その防衛のため米軍と合意を結んだ。

 調印は、クレイグ・フォーラー南方軍司令官のジョージタウン訪問に合わせて行われた。同司令官はトランプ米政権の対VEN強硬策を実行してきた主要な人物の一人。調印も、下野寸前のトランプの「サヨナラ放屁」の一つ。

 ガイアナ当局と米沿岸警備隊は、合意に基づき、エセキーボ地域沖の大西洋で合同演習を開始した。VENとの領海線(国境)付近での「麻薬密輸取締」が名目。

 南方軍は、この演習を、南大西洋海域における麻薬取締作戦「南十字星作戦」の一環と位置付けている。

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