ロシアとウルグアイが関係強化へ

  ロシアとウルグアイ保守政権が接近した。セルゲイ・ラヴロフ露外相とフランシスコ・ブスティ―ジョURU外相は12月1日モスクワで会談。共同記者会見でラヴロフ外相は、「最大限の協力関係を構築する」と述べた。

 ウルグアイでは今年2月末まで15年間、タバレー・バスケス、ホセ・ムヒ―カ、バスケス(2期目)と、中道左翼・左翼政党連合「拡大戦線」(FA)政権が2代3期続いていた。

 FA政権とロシアとの関係は良好だったが、3月に右翼のルイス・ラカージェ=ポウ大統領(国民党)が就任してからは、両国関係がどう変化するか、注目されていた。

 ロシアとしては、ボウソナロ極右政権があと2年続くブラジルの南隣にあるウルグアイとの関係強化は、地政学的な理に適っている。

 ロシアはブラジル、インド、中国、南アとともに5カ国連合BRICSを組んでいるが、トランプ米政権べったりのボウソナロとはしっくりいっていない。

 ラヴロフ外相はまた、今月6日のベネズエラ国会議員選挙に監視団を派遣すると明らかにした。

 

 

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