ボリビアの副スポーツ相は19歳の女性

   ボリビアのルイス・アルセ大統領は、副スポーツ相に19歳の女性を任命したが、その適格性に疑問を挟む声が起きている。

  就任したシエロ=ハスミン・ベイサガ=アルテアガは、ボリビア女子サッカー20歳以下代表チームの主将を務めた美貌の人気者だ。

  自ら「極貧家庭に生まれ、少女時代には裸足でサッカーをしていた」と語るベイサガだが、副相にふさわしい教育と見識があるのか、などと批判がSNSを中心に巻き起こっている。

  サッカーはボリビアで最も人気のあるスポーツで、エボ・モラレス元大統領は自らプレーする熱狂的ファン。ベイサガはモラレスのお気に入りだった。

▼モラレスが南米諸国人民連合結成に動く

  エボ・モラレス元大統領は12月20日、「南米諸国人民連合」(runasur=ルナスール)を創設する国際会合を来年4月24~26日、コチャバンバ州サンベニート市で開くと明らかにした。

  南米12カ国のうち、ボリビア、亜国、ベネズエラ、エクアドール4か国が委員会を結成し、準備を進めているという。

  モラレスは、「連帯と、なけなしのものを分かち合うという先住民の文化が拡がり実践されれば、世界はより良いものになるだろう」と述べた。

  南米には12カ国政府級の南米諸国連合(ウナスール)があるが、域内の右傾化が顕著になった2015年末以降、脱退する国々が相次ぎ、活動停止状態にある。モラレスには、ルナスールを足掛かりにしてウナスールを活性化させるという戦略がある。

 ルナスールには、先住民、労働者、知識人らが参加する。

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